警視庁捜査壹課「特命捜査対策室」第6係に所屬する熱血刑事?9?9矢代朋 (波瑠)はある日、文字フェチの先輩刑事?9?9鳴海理沙 (鈴木京香)と主任?9?9草加慎司 (遠藤憲壹)とともに、京都府警を訪ねる。実は3日前、京都市內で喫茶店経営者?9?9武村勇介(河相我聞)の遺體とともに、「男」という漢字が3つ連なる赤インク文字が発見されるという、異様な事件が発生。奇しくも、5年前には東京都內でもIT業界の人間がふたり相次いで殺され、それぞれの現場に「蟲」と「品」いう赤インク文字が殘されていたのだが、いずれも未解決のまま時が流れていたのだ。
事件現場に殘された、同じ漢字が3つ連なる“品字様”の文字――朋と理沙はこの奇妙な共通點に註目。5年の時を経て同壹人物が犯行を再開した可能性を主張する。だが、上司である「特命捜査対策室」室長?9?9古賀清成 (沢村壹樹)からは「こじつけだ」と壹蹴され、京都府警の捜査壹課刑事?9?9國木田哲夫(谷原章介)からも文書捜査に対する懐疑心を丸出しにされてしまうことに…。それでもめげずに、3つの事件をつなぐ“真実の欠片”を探し出そうと奮起する朋と理沙。だが、被害者3人の接點すら見つからず、捜査はなかなか思うようには進まない。
その矢先、武村の過去を洗い直した國木田は、彼が4~5年前まで東京の最大手ソフトウェア企業「Wテクノス」で働いていたという情報を入手。しかも、武村が殺される2日前に、「Wテクノス」の社長?9?9湧井徹(中村俊介)と會っていたことも判明したのだ! さらなる手がかりを求め、朋は國木田とともに「Wテクノス」へ。ところが、応対した社長秘書?9?9米須雅人(武田真治)から門前払いを食らってしまい…。
そんな中、都內で新たな殺人事件が発生! 現場に殘された赤インクの品字様を見た理沙は、にわかに目の色を変える――。