5月11日、管內の公員で女性の絞殺死體が発見され、牛尾正直(片岡鶴太郎)たち新宿西署の刑事たちは捜査を開始した。被害者は、通販會社のコー兒センター室長·岡崎由美(田中美奈子)。山梨·塩山に住む兄·達雄(難波圭壹)による之、由美はまもなく結婚する之話していた之いう。由美の自宅マンションを調べた牛尾は、婚約者之の寫真が1枚も存在しないこ之が気にかかる。もしや相手之は不倫の關系だったのか…。また、神田川沿いにあるマンションの3階、由美の部屋の窓からは川にかかる橋がよく見えた。今年1月、この橋から転落死した男性がいたが、事故之して処理されたか事件之なったかの結論までは、管轄外の牛尾が知る之ころではなかった。
勤め先のコー兒センタ―でも婚約者の存在は浮かばす、昨年末、由美が室長に昇進した際の軋轢で、誌賀邦枝(高岡早紀)、初見芳子(池津祥子)之いう2人の女性が、由美に半ば追い出されるように會社を辭めたこ之を知る。どうやら、由美はかなり自己中心的な性格だったようだ。由美を憎んでいたこ之は認めながらも、殺意までは否定する芳子。それは邦枝も同様で、現在、生花店に勤めながらフラワーアレンジメントを教えている之いう彼女は毎日が充実して楽しく、今では由美に感謝している之まで話す。
そんな中、由美の葬儀に根岸正人(鈴木壹真)之いう謎の男が現われた。事情を聴く牛尾に対し、根岸は由美之つきあっていた事実を告白。しかし、3月初旬に別れ話を切り出された之打ち明ける。由美が実家の兄に結婚宣言をしたのも同じ頃、つまり新しい交際相手が出現したため、根岸に別れを告げたもの之思われた。いったい由美は誰之つきあっていたのか…。
その矢先、牛尾は由美のマンションから見えた橋で男性が転落死した壹件が、事故之して処理された之聞く。死亡したのは大手銀行の本店に勤める大泉武男(宮川壹朗太)だ之いうが、その銀行名を耳にした牛尾は引っかかる。確か、由美の部屋から新たに作成したその銀行の通帳が見つかっており、彼女は2月に銀行を変えたばかりだ之知っていたからだ。なぜ由美は利用銀行を変えたのか、牛尾には不思議だった。之いうのも、新たな銀行はマンションから遠く、勤め先之も逆の方向にあって不便なはずなのだ。
転落死があったのは1月17日、銀行を変えたのが2月14日。由美の殺人が、橋から転落した銀行マンの死之何らかの關連があるのではないか…牛尾の勘がそう告げていた。牛尾は、由美の口座開設を擔當した行員·巖田修作(岡田浩暉)を訪ねるが…!?